
赤ちゃんがすぐにビクッとして起きちゃう毎日
赤ちゃんって、やっと寝たと思っても、急に手や足をビクッと動かして目を覚ましたりしませんか?私の赤ちゃんもそうでした。毎晩、抱っこでゆらゆらしてやっと寝てくれても、布団にそっと置いたとたん、ビクッとして泣き出す…。その繰り返しで、寝かしつけに1時間以上かかる日もざらでした。
最初は、「こんなものなのかな」と思っていたんですが、だんだん私の体力も限界に。寝不足でぼーっとしたり、イライラしたり、自分でも余裕がなくなっているのがわかりました。「どうしてこんなに寝てくれないんだろう」と、悲しくなることもありました。
おくるみで“ママのおなかの中みたいな安心感”を作ってあげることが大事だった

そんなある日、赤ちゃんの専門の先生に「おくるみを使ってみたら?」と言われました。最初は「ただの布じゃないの?」と思っていた私。でも、調べてみると、おくるみにはすごい力があることがわかったんです。
赤ちゃんは生まれてからもしばらくの間、おなかの中にいたときと同じような感覚を求めているそうです。おなかの中は狭くて、暗くて、あたたかくて、全身がやさしく包まれている状態。おくるみは、その「包まれている安心感」を再現できるアイテムだったんです。
しかも、赤ちゃんがビクッと動いてしまう「モロー反射」も、おくるみで手足をやさしくおさえることで、落ち着くという話を聞いて、さっそく試してみることにしました。
おくるみで寝かしつけ時間が半分に!

はじめてのおくるみ体験。ぐっすり眠ってくれた!
初めておくるみを使った夜のことは、今でもよく覚えています。やわらかい素材のおくるみで、赤ちゃんの手足をやさしく包んであげました。ぎゅうぎゅうに巻くのではなく、赤ちゃんが安心できるくらいのぬくもりを感じるように、ふんわりと。
それだけで、赤ちゃんはぐずらずにスーッと寝てくれたんです。今まで何十分もかかっていた寝かしつけが、たったの10分!びっくりして、思わず何度も顔をのぞき込んでしまいました(笑)。
おくるみがあれば、布団に置いても起きにくい
これまでは、布団に置いた瞬間に目を覚まして泣いていた赤ちゃん。でも、おくるみに包まれていると、そのままの姿勢がキープされて、布団に置いても起きにくくなりました。あの「ひやっ」とする感覚が減るのかもしれません。
おくるみを使うことで、赤ちゃんが「ここは安心できる場所だよ」と感じてくれるようになった気がします。眠る前に泣くことも減って、私もだいぶ気持ちが楽になりました。
赤ちゃんに合った巻き方が大切だった
おくるみって、巻き方にもいろいろあるんですよね。最初はちょっと戸惑ったけど、「手を中に入れるか出すか」とか「足はどうするか」など、赤ちゃんの反応を見ながら、いちばん心地よさそうな巻き方を見つけていきました。
うちの赤ちゃんは、手を少しだけ出しておくほうが落ち着くみたいで、その巻き方にしてからは、ぐずることも少なくなりました。赤ちゃんもひとりの人間なんだなぁって、あらためて感じた瞬間でした。
おくるみで“安心”をプレゼントすると、夜が優しくなる

赤ちゃんの寝かしつけって、ママにとっては本当に大きな仕事。でも、おくるみというちょっとしたアイテムで、赤ちゃんに安心を届けることができると知って、私は気持ちが軽くなりました。
もちろん、毎回うまくいくわけではありません。でも、「今日はちょっと泣いても、おくるみがあるから大丈夫」と思えるようになってから、夜の時間がもっと穏やかに感じられるようになりました。
おくるみは、赤ちゃんだけじゃなく、ママにも「安心」をくれる存在。がんばりすぎずに、道具の力を借りながら、赤ちゃんとの寝かしつけタイムを楽しいものに変えていけたらいいなと思います。