赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、お母さんもクタクタになりますよね。わたしもそんな悩みをたくさん経験してきました。
でも、いろんな工夫を試していくうちに、少しずつ寝かしつけがラクになってきたんです。
今回は、わたしの体験談も交えながら、赤ちゃんの寝かしつけのコツをお話しします。
赤ちゃんの寝かしつけには「ルーティン作り」が大事

毎日同じ流れで眠りの準備をすると、赤ちゃんは安心して眠れるようになります。
赤ちゃんは言葉ではなく「くり返し」で覚えていきます。同じパターンを続けることで、「このあと寝るんだな」と体が覚えてくれるようになるんです。
わたしは毎晩、赤ちゃんとお風呂に入ったあと、部屋の明かりを少し暗くして、絵本を1冊読むことにしました。
初めは効果がわかりませんでしたが、1週間くらいたつと、絵本を読み終わるころにはあくびをするように。これがわたしたちの「寝る準備の合図」になったんです。
毎日のルーティンがあると、赤ちゃんもお母さんも気持ちが落ち着きます。ちょっと面倒でも、続けると必ず効果が出てきますよ。
音と光の工夫で「寝やすい空間」を作ろう

静かで暗めの部屋は、赤ちゃんにとってとても落ち着く場所になります。
明るい光や大きな音は、赤ちゃんの眠りをじゃましてしまいます。大人もそうですよね?静かで暗いほうが、眠りやすいです。
うちでは寝るときに、豆電球だけにして、テレビも消しました。代わりに、優しいオルゴールの音を流すようにしました。
すると、赤ちゃんが少しずつ静かな時間になれて、寝つきもよくなってきたんです。環境を整えてあげることがとても大切です。
抱っこで寝かしつけるのがつらいときは「寝かしつけの姿勢」を見直してみて

無理に立って抱っこしなくても、座ってできる寝かしつけ方法はあります。
体力的にも、毎日長い時間立って抱っこするのは本当にしんどいですよね。わたしも腰を痛めてしまったことがあります。
そんなとき、座ったままできる「ゆらゆら抱っこ」に切りかえました。ソファに座って、ひざの上に赤ちゃんを乗せて、やさしくトントンしながら揺れるだけ。
それでも十分安心して寝てくれるようになりました。夜中のミルクのあとも、この方法ですぐ寝てくれたので、本当に助かりました。
がんばりすぎなくても大丈夫。お母さんの体も大切にしながら、ラクにできる寝かしつけを見つけましょう。
うまく寝かしつけられない日があっても、自分を責めないで

毎日うまくいくわけじゃない。でも、それでいいんです。
赤ちゃんにも気分があるし、眠くない日もあります。そんな日も「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせることが大切です。
わたしも何度も泣きたくなったことがあります。寝かしつけに1時間以上かかって、やっと寝たと思ったらすぐ起きてしまったり。
でも、夫に話を聞いてもらったり、SNSで他のママたちの体験を読んだりして、「わたしだけじゃないんだ」と思えるようになりました。
寝かしつけに正解はありません。今日うまくいかなくても、また明日があるから、大丈夫です。
赤ちゃんの寝かしつけは、少しずつ「わかりあう」時間

赤ちゃんといっしょに眠る準備をする時間は、大変だけど、とても大切なふれあいの時間でもあります。毎日のくり返しのなかで、赤ちゃんと気持ちが通じてくると、少しずつ寝かしつけもうまくいくようになってきます。
「うまくいかなくて当たり前」「今日はこれだけやったからえらい」と、そんなふうに自分をほめてあげながら、のんびり進んでいきましょう。