:赤ちゃんがハイハイしはじめて、部屋の危険に気づいた

赤ちゃんがハイハイを始めたとき、わたしは「うれしいな」「成長したな」と思いました。でも、すぐに「え?ここ危ないかも」と不安になりました。ふだん大人が気にしないような場所でも、赤ちゃんには危ない場所になるんです。
たとえば、テーブルの角に頭をぶつけたり、床に落ちていた小さなものを口に入れたり。わたしの家はふつうのリビングでしたが、「このままだとケガしちゃう」と感じて、急いで部屋づくりを見直すことにしました。
:どう部屋を変えたか、工夫したこと

赤ちゃんの安全のために、まず「赤ちゃんの目線で部屋を見てみる」ことから始めました。大人の目線では見えない危険が、床の高さではいっぱい見つかります。
:床にあるものをぜんぶチェック
おもちゃ、リモコン、ペン、小さなアクセサリー…。気づけば床の近くに、赤ちゃんが触ったら危ないものがたくさんありました。まずはそれらを全部、手の届かない場所へお引っ越ししました。
赤ちゃんはなんでも口に入れたがるので、小さいものは特に注意しました。目安は「トイレットペーパーの芯より小さいものはNG」。そういうルールで分けて、片づけました。
:家具の角にクッションをつけた
テーブルや棚の角は、ちょうど赤ちゃんの頭の高さくらいです。そこで、角に柔らかいクッションガードをつけました。百円ショップでも手に入るので、お金をかけすぎずにできました。見た目はちょっとゴツくなるけど、安全には代えられません。
:床はやわらかく、安全に
ハイハイする赤ちゃんにとって、床はとても大事です。フローリングだとひんやりして冷たいし、すべったり転んだりすると危ないです。わたしはジョイントマットを敷きました。防音にもなるし、転んでも安心です。おしっこがもれたり、ミルクをこぼしても、すぐにふけて便利です。
:コンセントとコードに注意
コンセントの穴に指を入れてしまったり、コードをひっぱったりするのもとても危険です。わたしはコンセントカバーを使って、コードはまとめて箱に入れたり、壁に固定しました。ちょっとした工夫で、ずいぶん安心できるようになりました。
:部屋を整えたことで、わたしも赤ちゃんも安心できた

こうして少しずつ部屋を変えていくうちに、「よし、これで大丈夫かな」と思えるようになりました。最初は「こんなに気をつけないといけないの?」と大変に感じたけど、赤ちゃんが楽しそうにハイハイしているのを見ると、やってよかったと思います。
なにより、わたし自身がリラックスできるようになりました。「いつか頭ぶつけるかも」「また小さいもの拾ってる!」といちいち心配しなくてよくなったので、赤ちゃんと笑顔で過ごす時間がふえました。
おわりに

赤ちゃんがハイハイを始める時期って、本当にあっという間に来ます。そのときにあわてないように、少しずつ部屋の準備をしておくのがおすすめです。赤ちゃんの目線に立って、「ここってどう見えるんだろう?」と考えると、たくさんの気づきがあります。
大切なのは、完璧を目指すことではなく、「少しずつ、安全に近づけていくこと」。赤ちゃんの成長といっしょに、家の中も育てていくような気持ちで、楽しく部屋づくりをしていきましょう。