赤ちゃんの寝かしつけが毎晩つらくて、ひとりで抱えこんでいた

赤ちゃんの寝かしつけって、思っていたよりずっと大変でした。とくに夜、赤ちゃんが泣いてなかなか寝てくれないと、私も寝不足になって、心も体もヘトヘトに…。
私が抱っこして、トントンして、ミルクをあげて、もう全部やっているのに、赤ちゃんは全然寝てくれないこともあって、「どうして私ばっかり?」って思ってしまうこともありました。
もちろん、パパは仕事が忙しくて、疲れて帰ってくるのもわかっています。でも、赤ちゃんの育児って、私ひとりじゃ無理なんだ…と、ひとりで悩んでいました。
パパだからこそできる寝かしつけがあった

そんなある日、思い切って「今夜、寝かしつけお願いできないかな?」とパパに頼んでみました。最初は不安だったんです。だって、赤ちゃんは普段、私じゃないと寝てくれなかったから。
でも、実際にお願いしてみたら…なんと、パパの腕の中でスヤスヤ眠ってくれたんです!私は目がまんまるになりました(笑)。
そのとき気づいたんです。赤ちゃんにとって、パパの声や抱っこのしかた、体の大きさって、ママとはちがった安心感があるんだなって。赤ちゃんはママだけじゃなくて、パパのこともちゃんとわかってる。しかも、パパの方が寝かしつけが上手なときもあるんだって知りました。
パパの寝かしつけで赤ちゃんもママも笑顔に!

パパの低い声が、赤ちゃんには心地よかった
パパが寝かしつけに使ったのは、ただの「声」でした。お話をするわけでも、歌を歌うわけでもなく、ただ「よしよし、いい子だね〜」って低い声でゆっくり話しかけていただけ。それが赤ちゃんにはとっても落ち着くみたいで、だんだん目を閉じて、眠りについてくれたんです。
ママのやさしい声とはまたちがって、パパの声には「包まれるような安心感」があるみたいでした。
パパの抱っこはどっしりしていて安心できる
パパは私より体が大きくて、腕も太くてしっかりしています。赤ちゃんを抱っこしたときも、しっかり支えられている感じがするんでしょうね。まるで“木の枝にぶら下がっているコアラ”みたいに、赤ちゃんがぴったりくっついて、あっという間に眠ってしまいました。
それを見て、「あ、赤ちゃんってこういう安心感も求めてたんだな」って思いました。
パパが寝かしつけに関わると、家族みんながうれしい
パパが寝かしつけをしてくれるようになってから、私の心にも少しずつ余裕ができてきました。お風呂にゆっくり入れるようになったし、自分の時間も少しだけだけど持てるようになりました。
そして、なによりパパ自身が「自分も赤ちゃんとちゃんと向き合えてる」って自信がついたみたいで、以前よりもっと赤ちゃんと仲良しになりました。赤ちゃんも、パパの顔を見るとニコッと笑うようになって、そんな姿を見るたびに私もほっこり。
寝かしつけにパパが関わると、いいことだらけ!

「寝かしつけ=ママの仕事」って思いがちだけど、パパだからこそできることもたくさんあるって、私は自分の体験から実感しました。
もちろん、最初からうまくいかない日もあると思います。でも、赤ちゃんは少しずつ「この人も安心できる人なんだ」って学んでいくから、焦らなくて大丈夫。
そして、ママも無理しないで、パパに助けを求めていいんです。寝かしつけは、ママだけじゃなく、家族みんなで協力してつくっていく時間。それに気づけたことで、我が家の毎晩は、少しずつやさしく、あたたかいものになっていきました。
このように、寝かしつけに「パパ」という視点を加えることで、ママにも赤ちゃんにも優しい時間が生まれます。がんばりすぎず、助け合いながら、少しずつ自分たちのスタイルを見つけていけたら素敵ですね。