子供と絵本と読み聞かせ〜わたしが出会った親子の宝物〜

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子供との時間、どうすごすか迷っていた日々

子供ともっと向き合いたいけど、どう過ごしていいか分からなかったわたしは、絵本の読み聞かせで親子の時間を楽しくすごせるようになりました。

子供と過ごす時間は毎日あるのに、なんとなくテレビを見せたり、おもちゃで遊ばせたり…それで本当にいいのか不安になっていました。

でも、なにかちゃんと「心がつながる」時間がほしかったんです。

ある日、本棚のすみにあった一冊の絵本を読み聞かせてみたら、子供がじっと聞いてくれて、「おもしろかった!また読んで!」ってうれしそうに言ってくれました。

その笑顔を見て、「これが親子の時間なんだ」と思えたんです。

それからは、絵本の時間がわたしと子供の特別な時間になりました。どんなに忙しい日でも、この時間があるだけでほっとします。


読み聞かせがくれた子供の変化

絵本の読み聞かせを続けていたら、子供の言葉や気持ちの表現がとっても豊かになりました。

絵本には、いろんな言葉や感情がつまっています。読むことで、自然と子供の中に言葉がたまっていって、登場人物の気持ちを考えることで「思いやりの心」も育つんです。

たとえば、動物が友達にプレゼントをわたす話を読んだとき、子供が「○○ちゃんにも何かあげたいな」って言ったことがありました。

それまでは「これ欲しい」「自分のが一番」って感じだったのに、誰かの気持ちを考えられるようになっていて、びっくりしました。

毎日少しずつでも読み聞かせをすることで、子供の中に「言葉」だけじゃなく、「心」も育っていくことを実感しています。


読み聞かせが続かない…そんなときどうする?

読み聞かせは、完ぺきじゃなくても「ゆるく楽しく」続けることが大切だと思っています。

「毎日きちんと読まなきゃ」と思いすぎていたころ、わたしは疲れてしまって、逆にできない日が続いてしまいました。

でも、「できる日だけ、楽しく読めばいいや」と気持ちをゆるめたら、子供もわたしも、自然と続けられるようになったんです。

たとえば、どうしても忙しくて夜遅くなった日。「今日は1ページだけにしようね」と言って読んだら、それだけでも満足そうな顔。量よりも「一緒に読んだ」という安心感が大事なんだと気づきました。

読み聞かせは義務じゃなくて、親子でほっとできる時間。肩の力を抜いて、楽しむことをいちばんに考えて大丈夫です。


どんな絵本を選べばいいの?

子供の「これ読みたい!」を大事にするのが一番だと、わたしは思います。

最初はわたしが選んだ「良さそうな絵本」を読んでいました。でも、あまり集中してくれなくて…。

あるとき、子供が自分で選んだ絵本を読んでみたら、目をキラキラさせながら聞いてくれて、「また読んで!」の連続。自分で選んだ本は、やっぱり心に届くんですね。

うちの子が気に入ったのは、同じ言葉が何度も出てくるリズムのある絵本。「○○って言って!」と一緒に声を出して楽しんでくれました。

最初は「えっ、またこれ?」って思うくらい毎日リクエストされましたが、子供が楽しんでいることがいちばんなんだと、今では思います。

「これは名作!」と言われている本もいいですが、それよりも、子供が「これ好き」と感じられる一冊が、何よりも宝物になるんだなと実感しています。


おわりに〜読み聞かせがくれた宝物

絵本の読み聞かせは、親子の心をつなぐ、小さくて大きい特別な時間です。

子供が言葉を覚えるためだけじゃなく、親子の時間をしっかり作れるという意味で、とても大切な時間だとわたしは感じています。

読み終わったあとに「ありがとう」「だいすき」と言ってくれる子供の言葉。絵本を読んだだけなのに、わたしたちの心が近づいたような気持ちになります。そんな時間があるだけで、一日の終わりがやさしくなります。

どんなに忙しい日でも、どんなに疲れていても、たった数分の読み聞かせで、親子の心はちゃんとつながります。それが、わたしにとっての「絵本の力」です。