子供が退屈そうにしてる…家の中でどう楽しませる?

子供が室内で退屈している時は、**「一緒に楽しめる遊び」**を用意することで、親子の時間もぐっと豊かになります。
雨が降ったり寒かったりで外に出られない日ってありますよね。そんな日は子供も元気を持て余して、「ひまー!つまんなーい!」の連発。
最初の頃の私は、そう言われるたびに焦っていました。「テレビも飽きた?え、本も読まないの?じゃあ何すればいいの?」と。
ある冬の日、外は冷たい雨。午前中から子供は暇を持て余していて、私もやることがあって手が離せず…。
「もうダメだ」と思った時に思い出したのが、小さい頃に自分が楽しんでいた“おうちキャンプごっこ”です。
部屋にシーツをかけて、椅子をテント代わりにして、懐中電灯でライトアップ。
お菓子を持ち込んで、「ここがベッド、ここはたき火」なんて言いながら、子供と二人でキャンプ気分を楽しみました。
すると、もう目がキラキラ!大笑いしながら寝袋の中でお話したり、おもちゃの双眼鏡で部屋の中を探検したり。家の中なのに、まるで別世界にいるような感覚に変わったんです。
室内でも「テーマ」や「シチュエーション」を工夫することで、子供の想像力が広がり、楽しい時間を作ることができます。
遊びに飽きやすい子に…バリエーションが鍵!

子供が飽きずに楽しく遊ぶには、いくつかの遊びのレパートリーを用意しておくことが大切です。
子供って、「これ楽しい!」と思った遊びでも、翌日には「もう飽きたー」と言ってしまうんですよね。私も最初はそれに振り回されてばかりでした。
でもある時、「遊びの種類が足りないんだ」と気づき、いろいろな遊びを試すようにしました。
我が家で定番になっているのは「お店屋さんごっこ」「工作タイム」「新聞紙ゲーム」「宝探し」など。どれも特別な道具は必要ありません。
「お店屋さんごっこ」は、空き箱や紙を使ってお菓子屋さんや雑貨屋さんを開きます。
私がお客さんになって「これください」と言うと、レジ袋を用意してくれたり、お釣りをくれたりと、細かいところまでこだわっていて、感心することも。
「工作タイム」は、折り紙や牛乳パック、トイレットペーパーの芯など、家にあるもので自由に作品を作ります。のりやテープを使って、自分だけのロボットを作ったり、帽子を作ったりして、とても楽しそう。
また、「新聞紙ゲーム」では、新聞紙の上に乗ってジャンケンをし、負けたら半分に折るというシンプルなゲーム。体も動かせて、盛り上がります。
「宝探し」は、お菓子を家のどこかに隠してヒントを出す遊び。例えば、「冷たいところを探してみて」など、少しずつヒントを出していくのがコツです。
違うタイプの遊びを組み合わせることで、子供は毎日違う体験ができて、飽きることなく遊びに集中できます。
ママも楽しむことで親子の絆が深まる

子供と一緒に遊ぶ時は、「ただ見守る」よりも**「一緒に楽しむ」ことが親子の時間をより豊かにします。**
最初の頃の私は、正直言って「子供の遊びに付き合う時間=疲れる時間」だと思っていました。
でも、ちゃんと向き合って遊んでみたら、自分も楽しめて、子供の気持ちもよく分かるようになったんです。
特に印象に残っているのは、「ぬいぐるみ劇場」。ぬいぐるみに声をあてて、即興でお話を作って見せる遊びです。
最初はちょっと恥ずかしかったけど、子供が「ママ、うまいね!もっとやって!」と嬉しそうに言ってくれて、それが本当にうれしくて。
今では、子供が「今日はカバくんが主役ね!」と役まで決めてくれて、私たちの間で定番の遊びになりました。遊びを通して、子供の好きなこと、得意なことが自然とわかってくるんです。
また、子供から「ママと遊ぶと楽しい!」と言われた時の嬉しさは、何にも代えられませんでした。
ママも一緒に遊ぶことで、子供との距離がぐっと縮まり、日常の中にたくさんの笑顔が生まれます。
室内遊びは“ちょっとした工夫”がカギ!

室内遊びって、一見すると選択肢が少ないように思えるけど、実は**「空間」「テーマ」「一緒に楽しむ気持ち」**があるだけで、無限の世界が広がります。
私自身、何度も「今日は何して遊ぼう…」と悩みました。でも、子供の想像力とちょっとした工夫で、毎日が冒険のようになります。
そして何よりも大切なのは、「ママも一緒に楽しむこと」。子供にとっては、遊びの内容より「ママと一緒に笑った」という記憶の方が、きっとずっと心に残るはずです。
どうか、今日もおうちの中で、楽しい笑顔が生まれますように。